●現行版 ANBooks 更新(
Windows版 Mac版 過去Ver等)
7.11(現行版)
* chg:log.htmと表示に必要なファイルをlogフォルダにまとめるように。
* chg:「ログを削除」ボタンでターミナルウインドウ表題にメッセージを。
7.10(現行版)
* bug:二回目以降の(ant air_add_oldsign)で古い署名を上書きする不具合
7.09(現行版)
* add:署名有効期限の表示(ant chk_key_lifespan)追加
* add:古い署名を追記したパッケージを生成(ant air_add_oldsign)追加
「Adobe AIRパッケージ(ant air)」で生成した *.air ファイル。
その際、署名ファイル(最新は my_store.p12 )を生成して「署名」されるのですが、古い ANBooks だとその有効期限が五年である場合があります。(最新版では二十年)
今回追加した内の一つは、この有効期限を確認する機能です。


これを見ると、「あまいしる」というプロジェクトの署名ファイルが、二年後の 2019/12/15 17:50:04 に有効期限切れになる事が判ります。(期間は五年)
で、有効期限が過ぎても生成された *.air ファイルは
何の問題もなくインストール出来るのですが、
(一部失敗する場合があるようです)新たな「ant air」を生成出来なくなってしまいます。(有効期限が過ぎたので)
じゃあ「my_store.p12」を削除しちゃって「ant air」すればいいのか(p12ファイルは自動生成されます)、というと、その「新 *.air」は、「旧 *.air」をインストールした環境に上書きインストール出来ません。「署名ファイルが違う」からです。
(一度アンインストールする必要があります)

(この文面的には、「〜証明書と一致しない」「〜アップグレードをサポートしない」に当たるのだと思います。)
出来ればそのまま更新インストールさせてあげたいので、「*.air」に「古い署名」「新しい署名」の両方署名することが出来ます。署名移行のための中間バージョン的なものです。
これがもう一つの新機能です。署名の寿命が五年以内の人は、今のうちにこの機能を使用しておく(そして新バージョンをリリースする)ことを推奨します。
・使用方法
【拡張ビルド】-【ターゲット名を指定して……】で、「air_add_oldsign」を実行して下さい。

(「h」のヘルプにも追加しています)

実行すると、以下のように各種ファイルを生成します。

ターミナルのメッセージを引用します。(一部${app_name}などは読み替えて下さい)
== 新署名を生成(${my_store_p12})、それでパッケージ生成(${app_name}.air)し、
古い署名(${app_name}_old.p12)を追記した ${app_name}_add_oldsign.air を生成しました ==
この ${app_name}_add_oldsign.air は、
1.「古い署名air」に上書きインストール出来、
2.そこに今後は「新署名air」を上書きインストール出来るようになるものです。
3.出来ればバージョンの数字を上げて生成し、アップデートとしてリリースしてください。
4.以後は今まで通り「Adobe AIRパッケージ(ant air)」をリリースしてください。
「古い署名air」をインストールしてあるところに、直接「新署名air」を上書きインストール出来ません。
そこで間に「〜_add_oldsign.air」を一つ挟むことで、ユーザーに「一度アンインストールして……」など、お手数をお掛けせずにすみます。
この「ダブル署名」が可能なのは、古い署名ファイルの有効期限が過ぎてから「猶予期間365日」までのようです。
技術資料:Adobe AIR * AIR アプリケーションのアップデートバージョンの署名